10周年のご挨拶。

 4月1日は我流舎の創立10周年記念日だったので何か書かねばと思いながら,雑事に追われて流してしまいました。2004年4月,我流舎は川西市北部の町にうぶ声を上げました。塾生は5名でした。2010年に自舎物件に移転,2011年には塾生は100名に達しました。また,10年前の創立時に中学1年生で入舎したE君は京都大学に合格し,こちらで講師を務め,その弟君も今年京大に受かり京大兄弟の講師誕生かと思われましが,御一家で引っ越され,我流舎を去ることになりました(しみじみ)。

 我流舎を立ち上げたとき,学校が終わったら毎日仲間がつどって,塾生も講師も含めて先輩=後輩の関係ができて,といったような,部活(名づけて「学習部」)のようなものになればいいな,と思っていました。実際講師のほとんどは,我流舎,東谷中学,北陵高校,緑台高校などのOBです。最初の頃は,塾生のみなさんも講師も互いに顔見知りも少なく,自習スペースも充実しておりませんでしたのでそんな空気ではありませんでしたが,最近では学校帰りに毎日のように自習スペースを利用される方も増え,当初描いていたようなスタイルに近づいてきました。高校生が自習スペースで勉強しているのを見て,「そういうものなんだな。」と思って中学生が日々自習しに来られるのを見ると,「おっ!?いいぞいいぞ。」と思います。我流舎も,そんな皆さんのお手伝いが少しでもできればと思います。受験勉強は決して暗いものではなく,部活と同様,我流舎にいた時間が青春時代の楽しかった思い出の1コマとなればいいなと思います。そしてみなさんが我流舎を卒業されたら,後輩たちの学習のお手伝いをする側に回って,というのが我流舎の夢なのです。