昨今では,「何年勉強しても英語が話せるようにはならない」とか「英文法はおもしろくないし役に立たない」とかいうことがしばしば言われています。

しかし,世間でよく言われているような
「英文法など学んでも役に立たない/実践的でない」
などという意見は本当でしょうか?
「英語圏の子供たちは文法など学ばなくても英語ができるようになるではないか」
という意見がありますが,それは日本人が文法など学ばなくても日本語ができるようになるのと同じことです。

朝から晩まで家族の会話からテレビから学校の授業から全てが英語というのであれば英語も容易に習得できるでしょう。

しかし,母語と外国語とでは言語環境は全く異なるのであり,従って,それを習得するのには全く別の過程を経る必要があるのです。

初めは,なぜ品詞や文の構造などにこだわるのか,など疑問に感じることも多いかもしれません。 

しかし,基本となる考え方を自分の血肉とすることができたとき,必ずや考えることの楽しさを感じることができるでしょう。

また,「習うより慣れろ」式に学ぶ人の(listeningも含めて)何倍もの速度で習得できるでしょう。

これからの時代,外国人とコミュニケーションがとれる(会話ができる)こともますます重要になっていくでしょうが,読み書きをする能力はそれよりもはるかに重要であると言わねばなりません。

インターネット上の情報は60パーセント以上が英語であると言われます。
日本語のページしか利用していない人は,せっかくの膨大なネット情報のうちのごく一部しか利用していないのであり,これは非常にもったいないことだと言わざるを得ません。

英語の読み書き能力は,仕事上もプライベートでも可能性を大きく広げてくれます。
また,きっちり文法を学んだ人は英会話の上達も格段にはやくなるでしょう。
中学校の指導要領が文法重視からコミュニケーション能力重視へと変わってからの生徒たちの英語力の低下には甚だしいものがあります。

そこで我流舎では,英語を小学校高学年ぐらいから文法を中心に学んでもらい,中学校入学と同時にスタートダッシュをかけることを提案しています。

小学校では中くらいの学力でも進学と同時にトップクラスになることは難しいことではないのです。